僧侶が京都の街を案内することについて考える中坊進二

若者に紹介するのなら、横文字を使った方がいいかもしれませんね。
漢字だけだと、中坊進二としては、ちょっとお固く感じます。
京都にて、「おぼうさんぽ OBO-SANPO」のテストツアーが実施されました。
ちょっと読みにくいかもしれませんが、その名の通り、
お坊さん(僧侶)が京都の街を案内するという企画です。
このテストツアーに参加したのは龍谷大学の留学生です。
海外からの旅行客を想定して、日本に在住する留学生の方々に体験してもらい、
どのように京都の寺社を感じ取ったかを確認したそうです。
ただし僧侶が本職なので、プロのガイドほど上手に説明ができるとは限らず、
また、英語が達者とは言えません。
だからと言って、プロのガイドに本格的な仏教の解説を任せるのは難しいと言えます。
もちろん、これはテストツアーなので、通訳の方も一緒に同行していました。
香木を入れる六角形の紙のおり方を英語で伝えるのが大変だったそうです。
中坊進二としても、是非、聞いてみたかったところです。

時代に合わせてなのか、最近の僧侶はとてもハイテクに電子機器を駆使します。
正直、中坊進二よりもコンピューターに詳しそうです。
他力本願.netを運営するなど、若手に仏教の教えを広めることもしています。
豆知識ですが、「他力本願」は元々仏教用語で、
本来の意味は「あらゆる人を仏にさせようとする願い」だそうです。
簡単に言えば、全人類を聖人君子にするということですね。

京都の寺社を語る上で、仏教は外せません。
ツアーガイドよりも、本職の僧侶に聞いた方がためになると中坊進二は思います。
特に、本場タイから日本の仏教を勉強しにくる外国人のために、
より高度な解説を求められると言えます。