中坊進二が京都の霊場絵地図を調べます

先日のニュースにて、現存する最古の霊場絵地図が
京都の仁和寺に寄贈されたのを知りました。
仁和寺という言葉が気になったので目にしたのですが、中坊進二は
「霊場絵地図って何?」「そもそも、なぜ仁和寺に?」
という疑問で頭が一杯でした。

詳しく調べたところ、正式には「御室八十八ヶ所霊場の地図」だそうです。
御室八十八ヶ所霊場も、中坊進二には初耳でしたので、さらに詳しく調べたところ、
どうやら、仁和寺の裏手のハイキングコースのことだったみたいです。
なお、本来の「八十八ヶ所霊場」は、四国の88ヵ所の霊場を徒歩で歩く、
全工程1450kmという長大なものでした。

しかし、それでは足腰の弱い方や、旅銭、時間の無い方ではなかなか難しいものでした。
中坊進二も流石に気軽に歩ける距離では無さそうです。
そもそも、京都から四国まで歩く時点で、とても道のりが険しいです。
そこで当時(1827年)の仁和寺の和尚さんは、四国の88ヵ所の霊場の土を
「甲子園の土」感覚で京都にお持ち帰りし、仁和寺の裏山に奉って、
僅か3kmの簡易八十八ヶ所霊場を作り上げたそうです。
これなら、中坊進二なら踏破できそうです。
それが御室八十八ヶ所霊場であり、その時の道のりを描いたのが
今回の霊場絵地図だそうです。

ただし、現在、仁和寺に大事に保管されている霊場絵地図は、
1830年に起きた京都大地震後に再建した1832年の再販ものだそうです。
そして、今回寄贈されたのは、再建前の貴重な初版ものの絵地図なんだそうです。
最近、寄贈されたばかりなので、今後どのような形で展示されるか分かりませんが、
中坊進二も機会があれば見に行ってみたいと思います。