中坊進二もまだ見たことがない京都のカルガモの親子のお引越し

交通アクセスを整えることも警察のお仕事になります。
お祭りの際、観覧客の交通整理をしている姿をよく見かけたと思います。
中には、少し変わった理由の交通整理も警察はしているみたいです。
今回はそのことについて、中坊進二がお話しします。

自然の生き物はひとつの場所に住み続けるとも限りません。
渡り鳥のように、季節によって住処を変えることは珍しくなく、
また、鮭のように出産場所と私生活の場所が全く異なる生き物もいます。
京都のカルガモもそのひとつです。
要法寺の清涼池に住みついていたカルガモの親子が、
つい先日、鴨川へとお引越しをしたそうです。
その移動手段ですが、徒歩です。
親ならまだしも、子供はまだピヨピヨしていますので、
自分の羽根で空を飛ぶことができません。
そして、清涼池から鴨川までの700メートルの間には、
車などの交通量が多い道路があります。
これでは車に轢かれて大参事になってしまいます。
そこで、京都の警察の皆様方は
カルガモの親子が無事にお引越しできるように、交通整理をしたのです。
なんともほっこりする話題だと中坊進二は思います。

ちなみに、このお引越しはここ10年間続いている
京都の慣例行事となっているみたいです。
カルガモの親御さんが
「明日お引越ししますので、交通整理をお願いします」
と申告するはずもなく、
それでいてきちんと京都の警察が迅速に対応するあたり、
慣れたものだと中坊進二は感心します。

毎年、この時期にお引越しをしますので、興味がありましたら、
清涼池のカルガモを見に来てはいかがでしょうか。
5月下旬から6月上旬に一回しか見られないイベントですよ。
中坊進二もまだ一度も見たことがない、とてもレアなイベントですので。