中坊進二が解説する京都の電気・電波の神様

信仰というものは時代によって移ろいでゆきます。
農耕民族が田んぼの神様を祀り、漁師が海の神様を祀ります。
人間の都合で、時々、神様の役割が変わることもあります。
国語辞典を編集するように、
神様の意味も時代によって変わっていくのです。

中坊進二が言うには、京都には電気・電波の神様がいるそうです。
これもまた人間の都合で生まれた神様であり、
本来はイカズチの神様として存在していたそうです。
【電電明神】と言います。
一応、祖神という扱いですが、その歴史は60年ほどです。
ちなみに、【電電明神】をイカズチの神から
電気・電波の神にジョブチェンジさせたのは、
近畿電波監理局長の平林金之助だそうです。
神様の職業を変えさせる人間ってスゴイですね。
中坊進二も感心しています。

【電電明神】は法輪寺(京都市西京区)の
境内にある電電宮に奉られています。
電気に関することなら、なんでもご利益があるそうです。
平林金之助がそう設定したのだと思います。
ちなみに、敷地内にはエジソンと
ヘルツ(電磁波の放射を発見した人)があります。
豆知識ですが、エジソンが電球の
フィラメントに使用したのは、京都の竹だそうです。

面白すぎることに、電電宮のお守りはSDカードです。
実際に使えます。
法輪寺の本尊・虚空蔵菩薩の待ち受け画像が
最初から入っているそうですが、それって必要でしょうか?
お守りとしては必要かもしれませんね。
多分、中坊進二は実際に使う時に削除していそうです。

オフィスで電気を使う京都の企業は是非、ここにお参りしませんか?
ちなみに、ジョブチェンジしている神様は意外と多いですよ。
弥彦神社の神様は、石油の神様だそうです。
今度、中坊進二を連れて新潟県へと観光したいと思います。